ロシアワールドカップ ベルギーv.s.フランス マッチレビュー
Olá(こんにちは)
今日の5時まで起きて試合を見ていた人が多く、眠たい人が多いのではないでしょうか?正直自分も眠いです笑
なかなか拮抗した試合で派手な試合展開ではなかったので期待していたのと違うという人も多かったとは思いますが自分としてはお互いの良い部分を消す戦術を取り合った結果のとても高度な試合だったと見ています!それでは、マッチレビューをしていこうと思います!
ベルギーv.s.フランス マッチレビュー
【フランス1-0ベルギー|採点・寸評】 随所でクオリティーの高いプレーを披露したエムバペがMOMに! | サッカーダイジェストWeb
フォーメーションを試合直前に予想したりしたのですが、見事に大外れをしました笑
フランスは基本的に4-2-3-1の形で試合を進めていました。ベルギーに関しては基本的には4-2-3-1の形であるものの、ヴェルトンゲンがエムバペにマンマーク気味でついて試合をやっている時間が長かったため、3バックのような形で守備をしていたイメージがあります。
シーンごとの解説
前半13分 フランス決定機 エムバペの長所が生きたシーン
サッカーにおいてボールと自分の間に体を入れられるとファールでもしない限り止められないです。このシーンにおいてエムバペは赤線に沿って走っていき、ポグバは青線に向かってボールを供給しました。黄色で囲んでいるヴェルトンゲンがエムバペにマンマークについていたはずなのですがついていけていないです。フランスの戦略としては中盤でボールを奪った場合はショートカウンターで少ないパス数でエムバペに入れようという意思を感じました。また、自陣から攻める場合はポグバやグリーズマンで中盤をうまく使っていくという武器を持っており、どちらかに対応しすぎるとやられてしまうという恐ろしいチームであることを改めて気づかされたシーンです。ベルギーは後者の方は高さで対応できると踏み、エムバペを抑えようとマンマークにつかせたのでしょうがそれを振り切るエムバペのすごさを思い知ったシーンになります。結果としてはポグバのボールが若干長くなったことによって得点にはつながりませんでしたがパスが完璧だったらほぼ確実に点が入っていたでしょう。
前半21分 ベルギー決定機!フランスGKロリスがスーパーセーブ
シャドリがCKを蹴って赤線のようなボールを入れました。このときにゴール前の選手がゴール方向ではなく青線の方向を見ています。作者の見立てではサインプレーで直接ゴールに狙うのではなくボールを意図的に落としてそのボールをシュートすると決めていたのだと思います。結果として、その狙いは成功します。
フェライニがダイレクトで落としたボールをアンデルワイレルドが赤線に沿ってシュートを放ちました。この状況では完ぺきといえるシュートだったと思います。ただ、今大会イケイケのロリスがスーパーセーブを見せて得点には至りませんでした。
化け物すぎる反応。動画でぜひ見てください。
前半40分 フランス決定機!ベルギーGKクルトワがスーパーセーブ!
エムバペのスルーパスに抜け出したパバールがクルトワと一対一まで持ち込んだのですが見事にセーブされてしまいました。この場面で足が出てくるのが世界でもトップクラスといわれるゆえんなのでしょう。
前半はお互いにいいシーンを作るもGKのスーパーセーブによって得点が生まれませんでした。ワールドカップを制するチームはGKが良いのが必須であると言われていることを踏まえるとどちらもベスト4に来るべくしてきたチームだと思います。
後半6分 フランス得点!CKからウムティティのヘディングが決まる!
ボールの精度も高いですが、それ以上にウムティティの動きが完ぺきでした。青線のように動いて、194センチのフェライニの前に182センチのウムティティが入り込みました。いかに背が高い相手といえど前に入られると対応ができなくなります。とてもよく考えられた戦略でした。
後半20分 ベルギー決定機!フェライニのヘディングがわずかに外れる
デブルイネが完璧なクロスを上げたことにより生まれたシーンです。やはりフェライニは身長が大きいため単純なクロスを挙げさえすればこういうシーンを作れる重要な選手でした。ただ、ポグバがしっかりと体を寄せたことで狙いがずれたのでポグバがいい仕事をしたと言えるでしょう。作者的にはこういう単純なクロスをたくさん入れてフェライニやルカクといった高さを生かした戦い方をこのまま続けていれば結果はかわったのではと考えています。
この後、フェライニを下げてカラスコに変えた後はパッとしない感じの攻撃になってしまって得点のにおいはしなかったです。
総括
両GKのコンディションが高く、なかなか得点の入りにくい試合となった。先ほども書いたがワールドカップの上位進出するチームは必ずGKのコンディションが良いという条件があると作者は考えています。そういう意味でこの2チームは優勝の資格があるチームだったと思います。その中でも考えられたCKで得点をとったフランスの方が1枚上手だったと思います。ここが一枚岩のフランスと選手主体のばらばらのベルギーの差となってでたのでしょう。
元フランス代表のデジャンとアンリの同僚対決はデジャンの勝ちとなりましたが、アンリにはこれで終わらずにベルギー代表でコーチを続けて一枚岩にしてほしいですね。また、自国の監督でないとワールドカップを優勝できないというジンクスが働き、フランスが進出したともいえます。となると、クロアチアは自国の監督を擁していてかつ20年ごとに初優勝国が出るというジンクスの2つを持っていることを踏まえるとクロアチアの優勝はあるのではないかといろいろと考えてしまう結果となりました。
それでは
Até mais (アテ マイス) (ポルトガルで「またね」)
ブログランキングに参加しています。応援していただけると嬉しいです!
最後にちょっとだけおすすめです。
この試合に出ていたウムティティやヴァラン、グリーズマン、(もしかしたらエムバペがレアルに行けば)エムバペといった選手がリーガエスパニョーラで見られます。今だと1か月無料とのことなのでこれを機にWOWOWに入ってみてみてはいかがでしょうか!