ふっきのサッカーHACK

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ロシアワールドカップ 前回大会優勝国 ドイツがメキシコに敗れた理由とは?

Olá(こんにちは)

 

ええええええええええ!

前回大会優勝国であるドイツがメキシコに敗れました。メキシコは強いチームなのでジャイアントキリングというほどではないと思いますが、ドイツは優勝候補であることを考えるとやはり衝撃でした!(作者も寝なきゃと思いながらテレビにかじりついて見てしまいました笑)しかし、偶然というと決してそんなことはないです。メキシコが入念に用意した結果であると思います。それでは、その点に関して説明していこうと思います!

 

サッカードイツ代表 v.s. サッカーメキシコ代表 マッチレビュー

スタメン

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【ドイツ0-1メキシコ|採点&寸評】値千金弾のロサーノがMOM。最低評価はメキシコの激しいプレスの餌食になったあのMFに | サッカーダイジェストWeb

 

システムは両チームとも4-2-3-1であるものの、戦い方は全く異なります。ドイツは高いポゼッションを保ちながら主導権を握って相手を崩すサッカーをします。一方でメキシコは相手のレベルに合わせて戦い方を変えるため、今回の場合はカウンターに絞った戦い方をすることが試合前の段階で予想ができた。スタメンも大体は予想通りのメンバーがそろっており、総力戦であることがわかるだろう。

 

マッチレビュー

www.youtube.com

それでは試合を見ていきましょう

 

メキシコの守備について

まずドイツのチャンスのシーンですが、メキシコの守備を見たいと思います。

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ここで見てほしいのは、メキシコのラインがきれいにそろっていることです。サッカーをやるうえでラインコントロールは当然のようにできて当たり前と思われがちですが、このシーンだけでなくメキシコは終始ラインがそろっていたのが印象的でした。また、このようにラインをしっかり引くことでドイツに裏を取られなかったのが失点をしなかった要因の一つでしょう。

 

この後、スルーパスから裏抜けをされてしまいます。ラインを上げすぎるとスルーパスで裏抜けをされて失点する場合があります。実際、日本の失点シーンのほとんどがそのパターンだと思います。

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このようなシーンを作らないためにはマンツーマンで守備をするとラインコントロールができなくなったりします。

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結果的にこのシーンでは失点しなかったのですが、その要因としてはラインコントロールオフサイドトラップを仕掛けるスタイルで守備をして裏抜けされたときにメキシコはDFが足が速く追いつくからです。相当な足の速さですよね。ドイツのヴェルナーが遅いのでは決してないです。二人で詰めることでシュートコースはほとんどなく、かつ青色の線の方向へのパスは出せません。また、走りこまれないようにほかのDFがカバーしているのでスーパーゴールでもない限り得点にはならない状態まで作っています。なぜ日本にこれができないかでいうと、一度裏抜けされると追いつく走力がないからです。そう考えると、日本はマンツーマンでしっかり守った方がいいのではないかと考えます。(メキシコと日本は比較されますが、正直メキシコに失礼な気がします・・・)

 

歴史を変えた得点シーンを振り返る!

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ドイツからボールを奪ったシーンから見ていきます。ボールを奪った後に横パスをせずにすぐに縦パスを入れています。ドイツはポゼッションの高いサッカーして、ほとんどパスカットもされません。ただ、この試合を通してはメキシコのハイプレスに対して何度もパスをとられていました。特にクロースは狙われていて、クロースからボールを奪取するシーンが何度かありました。

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次に縦パスを受けたチチャリートが良い落しをします。この試合では終始チチャリートポストプレーが効いていました。どんな厳しいボールでも足元におさめ、展開をしていたためドイツは珍しいくらい走らされていました。最終的には、チチャリートをケアするためにDFが上がることができなくなっていましたし、全体的に疲れが見えていました。また、このシーンに関していうとチチャリートの落しが完璧でほとんどのドイツの選手がボールウォッチャーになっています。(赤線)そのため、得点を決めることになるロサーノに誰も気づいていません。そのため、ロサーノが青線に沿って独走することにつながってしまいます。

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この時点でDF1人に対してメキシコは2人の選手という構図ができています。サッカーにおいてDFは最低でも攻め手と同じ人数、しっかり守るには攻め手よりも多い人数以内といけません。つまり、相当危ない状態ということです。

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その直後、チチャリートからロサーノにパスが通ります。ここで、ドイツの不運は守備に就いたのがエジルだったことです。エジルは攻撃的なセンスは天才的ですが、守備は正直上手ではありません。そのため、ここで完全に切り返されてかわされてしまいました。

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最終的にロサーノには赤線のコースにシュートを蹴りこむか、青線チチャリートにパスをするか大きく三択を持つことができました。基本的にGKはシュートコースを狭めていくことでシュートを止めるので、シュートコースが二択ある時点かなり不利です。ノイアーが世界一のGKだとしても3択を持たれた状態だと分が悪いですね。結果的にシュートを選択し、得点につながりました。

 

このシーンから見えてきたメキシコがドイツに勝った要因とは?

①ドイツの高いポゼッションを裏目にとったハイプレスのカウンターサッカー

ドイツの高いポゼッションはボールを奪われないため有効であり、脅威です。ただ一方で今回のように相手陣地で奪われてしまうと守備の人数が足らずもろいです。また守れたとしてもかなり長い距離を走らされて疲れさせられます。また、狙うポイントもチームでしっかりと共通認識を持って取り組んでいたのも効果的でした。

②カウンターサッカーにおいてキープレーヤーがそろっていた

ドイツからボールを奪った後のカウンターの質が相当高かったです。キープレイヤーは二人です。どんな厳しいボールも抑えることができるチチャリート、足の速さと決定力を持つロサーノです。実際得点シーンではこの二人で崩し切っています。ロサーノはロシアワールドカップ開催前からブレークする選手にあげられるほど注目されていましたがこの活躍で市場価値をかなり上げたでしょうね。

 

今回は、ドイツ対メキシコの試合を振り返りました。メキシコが強豪国といっても誰もがドイツの勝利を疑っていなかった中のこの結果は相当な衝撃が走りました。はたしてドイツは「前回大会優勝国はグループステージで敗退する」というジンクスを破って勝ち抜けるのでしょうか?(前回大会では南アフリカワールドカップ優勝国スペインがグループステージ敗退)メキシコはこのままの勢いて一位通過できるのか。わくわくが止まりません。

 

それでは

Até mais (アテ マイス) (ポルトガルで「またね」)

 

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